気功剣士

気功を学び始めた剣士の日記です。

武息瞑想2ヵ月

武息瞑想を始めて2ヵ月経ちました。まだ真面目にやっています。前回1ヵ月半の報告の際に、腹部に順調に熱が発するようになったと記しましたが、その後すぐ、あまり発しなくなりスランプに陥りました。そのスランプは結構長くて2週間ほど続きました。そう、つい一昨日くらいまでスランプでした。今はスランプを脱したのかというとまだ分からず、昨日脱する兆しがあったという感じです。

スランプに陥った原因については心当たりが無いわけではなく、高藤氏の言う忠告を守れなかったというのがありました。まあ大丈夫だろうという軽い気持ちでしたが、その後の状況からすると、やはり因果関係はあったのだろうと思い反省しています。おかげである程度出始めていた修行の成果が振り出し近くに戻り、2週間という期間中もとに戻らなかったということかと思います。

スランプ期間中、全く熱を発しなかったということではなく、もちろん腹、背中、頭などは熱くなって汗が滴るくらいでした。まったく汗が出ない日などもありましたが、概ね汗が出るほど熱くなりました。しかし、肝心の腹の内側に熱を感じるというところまで行きません。何かジンジンする感じが広がるというのはありましたが熱とは違う感じです。なので、いくら汗をかいたところで終わっても満足感がありません。こんな状態のままではいくら続けても成果は出ないだろうなという思いです。

なので、また腹に精が溜まるの待ち、精力増強のサプリなども服用しながら、とにかく武息を続けていたところ、昨日ようやく腹の内部に以前に似た熱が出てくるのを感じられるようになってきたというところです。しかし、以前のように腹にお湯を注入されるような熱感までには至っておらず、この数日でそこまで熱を高められるかどうかが勝負かなと思います。やはり先達の忠告は信じて守るべきですね。

この2週間、吸気・停気・呼気の時間は、開始15分くらいまで10・20・10で、少し酸欠に慣れてきたら10・25・10にして、調子がよければ10・30・10にするという感じです。一度、10・30・10で30分くらい続けられた日もありました。吸気はいまだに10が限界で、なかなか15が出来ないままです。武息開始10分くらいまでに特に苦しくなる日が多く、10・20・10でも酸欠でのたうち回るくらいの苦しさです。特に呼気5秒くらいから非常に苦しくなることがあり、本当に足をバタバタさせて何とか耐えるという感じです。その苦しさは数回乗り切ると慣れてきます。停気中の嗚咽感はまだありますが、大分慣れてきました。やはり微妙に腹を動かしつつ、というか、あたかも呼吸をしているような感じの動きをほんの少しだけすることで耐えています。それをしないと腹圧が無限に大きくなっていき耐えられなくなる感覚です。

停気中、すっぽりハマって息もさほど苦しくなく、腹の熱も感じやすいと思える状態になることがあります。非常にまれですが、おそらく姿勢、吸気の量、吸気の納め方、意識の掛け方、お尻の締め具合などの微妙な条件が全て合致した時にハマった状態になれるような気がします。なので、武息を繰り返している時は常にその状態を探り、修正を加えながら続けています。とても難しいですが。

さて、まがりなりにも2ヵ月間武息瞑想を続けてきましたが、スランプなどもあって目に見える成果はまだ出ていません。しかし、体に現れた変調について簡単に記します。1つ目は、瞑想後に手の指の第一関節が痛くなること。両手の親指以外全ての指ですが、特に左手の中指と薬指に出ます。瞑想中は手に力を入れている訳では無く、両手を軽く重ねて自然にしているだけです。瞑想終了後は指を曲げるのが少し辛いくらい痛み、最近は日中もむくんだように少し痛みと違和感が残ります。2つ目は腹筋が軽い筋肉痛の時のように張ります。腹式呼吸を毎日1時間続けているので当然かもしれません。しかし筋肉痛だったらもっと早い段階で出るのでは?とも思うのですが。まあ、さほど痛みがあるほどのものでもありません。3つ目は、武息呼吸の最中にうんちをしたくなるようになったということ。腹式呼吸で腸が活性化するのでしょうか。私は朝型で、夜にうんちをすることはほとんどありませんでしたが、武息呼吸をしている最中の夜に、立て続けに便意をもよおすようになりました。

今のところ以上のような変化しかありません...。いつになったら望む成果が現れるやら。