気功剣士

気功を学び始めた剣士の日記です。

武息瞑想5ヵ月

武息瞑想をはじめてから5ヵ月経ちました。まだ真面目に続けています。最近は年度末ということもあって仕事も非常にバタバタし、4ヵ月半のレポートが書けませんでした。その後、精を漏らすこともなく毎日続けているのですが、ここのところずっと腹部の発熱が芳しくありません。これぞと言った反応があまりなく、ちょっと厳しい感じです。更に、ここ数日は家庭の事情も加わって、一人暮らしの母親の介護のため母親宅に泊まり込みなどもしていた関係から、十分に集中した瞑想ができない状況でした。本来なら、そろそろ精力も溜まってきて良い感じの発熱を期待したいところなのですが、思うように行きませんね。

母親宅に居る間、高藤氏の初期の著書「仙人入門」を読み直してみました。本書は言い回しこそ砕けた感じもあり、いかにも昭和な表現も多いのですが、仙道や気功について色々な側面から論じられており、その後の「秘法!超能力仙道入門」よりもある意味で学術的な要素があり、大衆化されていない内容になっています。それによると、陽気を発生させるためには、とにかく精力を付けて、気を通しやすくするための運動・動功も必要だと書かれており、それぞれに細かな方法論が記載されています。これを読むと、「あー、そもそも陽気を発生させるための準備自体が疎かだったかも」と思い至るふしが多々あります。普段から精力を付けるための食事もあまり気にかけておらず、黒ニンニクとマカのサプリを飲んでいる程度ですし、動功なども全然していません。また、精を漏らすというには疲労やストレスも含まれるとあり、この要素も多分にある状態です。瞑想への気持ちは前向きなのですが、ちょっと今のままでは陽気の発生には至らないだろうな、と。

もともと半年は頑張ってみようと始めた武息瞑想です。乗り掛かった船なのであと1ヵ月は続けてみようと思います。それでも兆しが見えない場合は一旦お休みにします。まだあきらめた分けではありません。なんとか、この半年の努力が無駄にならないようにしたいものですね。

 

武息瞑想4ヵ月

武息瞑想を始めてから4ヵ月経ちました。まだ真面目に続けています。というか、またしても精を漏らしてしまい、また振り出しかーという感じです。今度こそは漏らさずに最後まで行くと誓っていましたが、本当にくだらないひょんなことで漏らしてしまい、あ~~という感じでした。よっぽど節操のない奴だと思われるでしょうが、この修行期間中は、普段以上に全くそんな感じもなく実に大人しいものですが、ちょっとした刺激で異常なまでに一気に漏れやすくなるという実感です。ん?修行の前からそうだろう、と言われれば否定はしませんが、以前にも増して相当という感じです。なので、修行開始4ヵ月後から、また新たな気持ちで始めなければなりません。こんな調子では一生小周天に辿り着けません。ん?これも以前書いたような気が... あ~もう無理かも。

さて、武息瞑想開始3ヵ月目から酸欠に苦しむことも無くなったと前回報告しましたが、今でもそうです。停気20や25ではほとんど酸欠になりません。停気30になるとそれなりに苦しくなりますが、あまり下腹の発熱につながらないため、停気25までにしています。精を漏らした影響もあってか、ここ1週間程度はあまり強い発熱もなく、比較的穏やかな武息瞑想が続いています。先日、停気20で武息瞑想を続けていると、驚いたことにいつの間にか意識を失い船を漕ぎ始めていました。苦しいはずの武息中に居眠りなど今までは考えられないことですが、慣れて楽をしているということでしょうか。その翌日、停気25で続けていると、再び船を漕ぎ始めます。あ、いかんいかん、という感じ。そのあたりはちょっと疲れていたのかもしれません。その後は居眠りをすることもなく、最後までしっかりと下腹に集中しつつ修行しています。

最近は停気中、腹部全体に鼓動を強く感じるようになりました。表現は難しいのですが、腹部全体が心臓の鼓動に合わせて小刻みに膨張と伸縮を繰り返すという感じです。以前からも多少はあったのかもしれませんが、最近特に強く感じます。武息で腹部の血行が良くなっているのか?これは瞑想開始後の比較的早い段階から感じ始めます。そして、徐々に腹部の発熱が強くなっていきます。最近は酸欠で苦しまないので、何というか、その腹部の感覚がとても心地よいのです。こじんまりと腹部に集中したその感覚は、ある意味圧迫感と言えなくもないのですが、教科書に載っている陽気発生前の圧迫感とは違うのだと思います。調子の良い時は60分を超えても続けたいと思えるほどです。ただ、お尻が痛くなってくるので基本60分でやめていますが。

あと、最近は尾てい骨あたりに軽い打撲のような痛み、違和感を感じます。これは武息瞑想中ではなく普段生活している時間帯でです。多分、お尻の穴を強く締めたり緩めたりを繰り返している影響からではないかと思います。尾てい骨を触ってみても別に痛くはないのですが、ふとした時に軽い打撲のような違和感を感じるというところです。

さて、武息瞑想を始めた当初は半年は覚悟すると書きましたが、もう6ヵ月が近付きつつあります。まさか本当に6ヵ月も続けることになるかもしれないとは...感慨深いものがあります。この4ヵ月、何度か精を漏らしたとは言え、武息瞑想の経験を積んできましたので、残り2ヵ月まじめに努めて、何等かの成果と言える成果を掴みたいと思います。頑張ります。

武息瞑想3ヵ月半

武息瞑想を始めて3ヵ月半経ちました。まだ真面目に続けています。そろそろ修行の成果が出た!と書き込みたいところですが、残念ながらまだです。禁を破ったこともあり、「真面目に」とは言えないかもしれませんが、志も新たに今度こそは真面目に目標を達成したいと思います。

さて、前回の書き込みでも少し触れましたが、武息瞑想を始めて3ヵ月経過した頃から、今までの瞑想の過程に変化が出てきました。何か体質が変わったのでは?と思えるような感じです。瞑想前半に出ていた酸欠による苦しみがほぼ無くなりました。あまり無理しない程度の停気に留めているということもありますが、吸気10・停気20・呼気10の武息呼吸でも酸欠に悶絶していたのが、ほとんど苦しまなくなりました。停気20では物足りなく感じることも多いため、停気25がベースになっていますが、それでも酸欠に苦しみません。瞑想後半には停気25でも物足りなくなることがあり、後半ずっと停気30で過ごすこともあります。その代わり、瞑想開始後からすぐに強く発熱・発汗することが少なくなりました。武息開始15分くらいはあまり発熱もなく、少しずつ火を起こしている感じ。弱い火種を感じている程度です。その後に下腹がジンジンし始めて、開始30分くらいでようやく熱になります。その後は呼吸で熱を強くするように意識しつつ60分を迎えます。これも前回書き込みましたが、停気中に僅かに腹圧を強弱させながら火を強めます。停気10まではあまり火は強くなりませんが、停気10~20の間で火が強くなりジュワっと熱が染み出してくる、もしくは上から降りてくるという感じです。停気20を過ぎても新たな発熱はあまり無いように感じますが、発汗は促されるようです。また、停気中の嗚咽感も弱くなってきた感じです。停気20や25ではほとんど嗚咽感なく息を止めておくことができます。さすがに停気30までいくと酸欠が強くなって嗚咽が出そうになるため、腹圧の強弱を強めにしながら堪えます。

高藤氏の教科書には、「30分ではまず熱を感じられるところまではいかない」とあります。今までの私は妙にすぐ発熱したりしていたところもあり、ようやく教科書にあるような状態になったのかもしれないと思いつつ、ここから新にスタートだと思うようにしました。

で、昨日ですが、瞑想開始の半文息によるウォーミングアップの時から、下腹に良い発熱の兆候がみられ、武息開始早々からいい感じの発熱がありました。以前に感じたことのある「お湯を下腹に注入されたような感じ」に近く、湿り気のある熱を感じます。発汗は多くなく、額に汗が滲む程度です。また、下腹の中が部分的に勝手に動きます。成果として現れるという圧迫感とは違う感じかと思いますが、もぞもぞ・ひくひくと動きます。観察していると、どうやら心臓の鼓動に合わせて動いているようです。最近ない発熱具合と感覚に、このまま行くと陽気発生か!?との期待感もありましたが、そう甘くはありません。60分から延長して75分間瞑想を続けてみましたが、結局それ以上には至りませんでした。しかし、良い兆候で今後に期待が持てるか?とも思ったのですが、今日の瞑想ではいつもより発熱が少ないくらいで、平凡に終了しました。

やはり日によって様子は異なり、進んだと思ったら後退する、というのは変わらないようです。

 

 

武息瞑想3ヵ月

武息瞑想を始めて3ヵ月経ちました。まだ真面目に続けています。が、風邪をひいてしまいクシャミと鼻水が止まらず、昨日はお休みしてしまいました。同じことが10月下旬にも一度あり、3ヵ月で2度目のお休みです。武息で気の訓練をしているのに風邪をひくとは、まだまだです。その上、年明け早々禁を破りました。意志が弱くてダメですね。この調子では一生掛かっても小周天まで辿り着けません。

前回、年末年始にはいい感じの発熱があると報告しました。武息開始から酸欠状態に苦しみ、汗も沢山かいて発熱も強く出ました。さて、禁を破ってから数日経ちましたが、その後どうなったか。正直なところ大きな変化はありません。発熱もありますし汗も沢山かきます。ただ、肩や背中など上半身に強く出ていた熱が以前よりも出なくなり、10・20・10の武息呼吸で以前よりも酸欠に苦しむルーチンが無くなりました。下腹部を中心とした発熱があり、それに集中しやすいようになりました。しかし、下腹部の熱は少し弱めで、45分以上は発熱も持続しないようです。

腹部の発熱は停気の期間に起こります。停気中の嗚咽感を抑えるために周期的に腹圧に強弱を付けていますが、腹圧を強めている時に腹部の発熱が起こります。停気中、1で強め、2で弱め、3で強め、4で弱め...というリズムです。お尻はギュッと締めたままとします。強めるときに下腹に気を落とすように腹圧を強めます。そうすると下腹部に熱が発生します。腹圧を弱めると発熱が治まります。その繰り返しです。丁度、下腹部にかまどがあって、腹圧のふいごで火を起こしているような感覚です。それを続けていると下腹部の熱が少しずつ強まっていくイメージです。

また、下腹部への意識の向け方も重要なように思います。普段何となくやっている時は下腹部を斜め横から見ているような感覚でいますが、意識して体の正中線上から真っすぐに下腹部を見るような感覚に修正すると、きちんと意識できるように感じます。下腹部への意識の向け方は、ほんの少し首を動かしたり、腰の位置を僅かにずらしただけでも感覚が変わってきます。表現も難しいのですが、非常に微妙な世界です。

今回報告したことも、多分また日によって変化してくるのだと思います。どれが正解なのか、変化していくことが正しいのか、手探りです。さて、これからは禁も破らないようにして、何等かの変化の兆候を掴みたいと思います。まだちょっと掛かりそうですが。

年末年始

2021年、新年初めての投稿ですが、話題はまた武息瞑想です。といっても特に大きな進展があったわけでもないのですが、年末年始にかけての備忘録として簡単に様子を記載しておきたいと思います。

2020年12月30日。結構いい感じで発熱しました。武息を始めてから数分で肩・背中が熱くなり腹部も早々に発熱です。今回も吸気10・停気20・呼気10でしたが、武息開始後の15分くらいは酸欠に非常に苦しみ、しばらく悶絶状態が続きました。おかげで相当汗をかきました。酸欠が苦しい時は本当に死ぬ思いです。足の爪先まで体が酸素を求めているのが分かります。その日の体調によってでしょうか。停気20でも苦しくなる時は苦しくなるのです。ジタバタしながらも何とか武息を続け、その後は徐々に酸欠に慣れてきます。すると、肩・背中の熱が収まってきて発汗も少なくなり、腹部の熱に集中できるようになってきます。今回は結構腹部の発熱が多く、少し湿り気があるような熱も感じるようでした。また、食べてすぐに走ると横っ腹が痛くなりますが、それに近い感じの痛みを腹部の真ん中あたりに感じつつ、腹式呼吸を続けました。最近たまに腹筋の緊張からかこういう痛みや、きゅっと締め付けられるような感じを受けることがあります。「気の圧迫感」なら修行の成果でしょうが、腹筋の緊張からくるのなら、まだ修行の成果とは言えませんね。

2020年12月31日。普段、我が家の晩御飯は夜9時~10時くらいと非常に遅く、武息瞑想は晩御飯後、少し落ち着いて夜11時前後から行っています。が、当日は大晦日なので、ゆっくり年越しを迎えるため、少し早めの晩御飯前に瞑想を行いました。が、空腹のためか、腹式呼吸でお腹をぷっくり膨らませたいところで膨らまず、吸気8の前くらいでお腹一杯になってしまいます。なので普段と勝手が違ってうまく行かず、腹部の発熱もあまり無く、汗も殆どかかず、といった感じでした。私の場合はご飯を食べた後でないとダメなようです。また、あまり酸欠状態にならず、最初から停気25を普通にこなし、後半は停気30でも続けられるくらいでした。それでもあまり発熱せず、僅かに感じる腹部の熱に集中しながら続けているうちに、タイマーを見たら一時間と5分を経過していた、という感じでした。

2021年1月1日。前日の反省から、しっかり晩御飯を食べて瞑想に臨みました。胃が膨らんでいるためか、腹式呼吸でしっかり下腹部が膨らみます。またエネルギーを補充したためか腹部に熱を感じやすくなります。瞑想開始の3分間は半文息を行いますが、その段階で下腹部に熱を感じます。武息を始めて3呼吸目には肩・背中が熱くなってジワっと汗が出てくるのが分かります。今日も非常にいい感じの発熱です。停気20で結構苦しく酸欠状態になります。頭部の発熱のためか、武息開始数分後に鼻水が出てきて仕方がなかったため、ちょっと中断して鼻をかみます。するとペースが乱れたためか、肩・背中の発熱が収まってしまい、上半身に冷たさを感じるくらいになりました。しかし頭からは変わらず汗が多く出て、下腹部の発熱も続いています。部屋の中は寒い状態で行っているので、流れる汗も冷たい感じです。頭部から汗が流れるのは上半身が熱く、頭部が少しのぼせる感じが普通なのですが、上半身が冷たく、頭部ものぼせていないのに多くの汗が流れるというのは初めての感覚でした。下腹部の発熱はいい感じで続いているので、腹部の集中を続けます。しかし当日は途中から便意(うんち)が活発になり、お尻の締め上げによって何とか我慢するという状態でした。酸欠に慣れてきたころ停気を25にして少し負荷を掛けます。負荷で苦しくなると便意も強くなるようです。これは最近定番の感覚ですが、当日は普段よりも便意が強く、どうしても我慢しきれずに武息を中断してトイレに駆け込みました。瞑想を中断したのは初めてです。下腹部の発熱がいい感じだったので無理にでも続けたかったのですが仕方ありません。タイマーは45分を表示していました。トイレから戻り武息を再開しますが、腹部の発熱もイマイチになり、残りの15分間は消化試合でした。新年一発目から途中中断とは残念でしたが、この下腹部の発熱はなんとか継続してほしいと願うばかりです。

 

武息瞑想2カ月半

武息瞑想を始めて2カ月半経ちました。まだ真面目にやっています。最近の状況はスランプというほどではありませんが一進一退です。ほとんど発熱せず汗もかかない日もあれば、結構発熱して大汗をかき、腹部が発熱する日もあります。しかし、この調子で本当に小周天に辿り着けるのだろうかと、今更ながらに弱気になる今日この頃です。まあ、完全なるスランプの時に比べれば発熱があるだけまだ良いほうでしょうか。というか、もしかしたら武息瞑想を始めた頃に感じていた熱感と同等以上の熱感があるのかもしれませんが、単に満足できていないだけかもしれません。やはり以前感じたことのあるお腹にお湯を注入したような熱感に至らないのが物足りないのだと思います。

この2~3日はちょっと調子が良く、武息を始めてから数呼吸目くらいで発熱してきます。じんわりと腹部が熱くなる感じと共に、肩から背中にかけて非常に熱くなってきます。呼吸は吸気10・停気20・呼気10でも酸欠になり、停気25で出来る時が少なくなってきました。停気30なんてとんでもないという感じです。武息開始後の15~20分くらいまでが一番酸欠で苦しく、発熱も発汗も一番多い時間帯です。その後は酸欠にも慣れてきて肩や背中の発熱も収まってきて汗もかかなくなってきます。かわりに腹部の発熱に集中できるようになってきます。その際、日によってですが、腹部の感覚として熱いのか冷たいのか、どちらなのかが分からないような感覚の時もあります。また、熱感というよりもジンジンする感覚だけが強い時もあります。いずれにしても普通にしている時には感じられない感覚です。

武息開始40分を過ぎるくらいになると、腹部の熱感はほぼジンジン感だけになり、体全体としての熱感もなくなり、顔を滴っていた汗も乾いてきます。その後は停気25にして負荷をかけ、腹部の発熱を試みますが大きな発熱には至らない感じです。で、瞑想60分経過まで続けて終了、という感じが最近の流れです。

せっかく修行しているのですから、どんなに苦しくても効果の出る武息をしたいと頭では思うのですが、酸欠でジタバタするほどの苦しさですから、やはり楽なほうに流されているなーという感じがあります。以前スランプの際、酸欠で息が乱れるとすぐに深呼吸に逃げている時がありました。なので発熱も発汗もなかったのかもしれません。最近はせめて深呼吸に逃げることなく武息だけは続け、どうしても苦しいときは停気を少し短くすることで休むようにしています。停気25から20に逃げるというパターンが主です。

当初、年内には何等かの変化の兆しを掴みたいと思っていましたが、どうやら来年に持ち越しのようです。もう少しで武息瞑想を始めてから3ヵ月になりますが、この調子ではまだまだ掛かりそうです。毎日の武息瞑想も習慣化してきたので、これが人生最初で最後の小周天チャレンジと思い、せめてあと3ヵ月は続けてみようと思います。途中で心が折れなければの話ですが。

普通一般の方からすれば、全く妙なことをしていると思われるのでしょう。話をしても恐らく心から信じてもらえるとも思えませんが、私自身はこの世界を全く疑っていません。気の存在や感覚は実体験を通して確認済みなので、その先にある小周天の実現も絶対にあると信じています。あとは自分の修行の方法に誤りがないか、修行中の禁を守れるかどうかに掛かっているのだと思います。と、最近折れ掛かっている心を支えつつ、もう少し修行を頑張ってみたいと思います。

武息瞑想2ヵ月

武息瞑想を始めて2ヵ月経ちました。まだ真面目にやっています。前回1ヵ月半の報告の際に、腹部に順調に熱が発するようになったと記しましたが、その後すぐ、あまり発しなくなりスランプに陥りました。そのスランプは結構長くて2週間ほど続きました。そう、つい一昨日くらいまでスランプでした。今はスランプを脱したのかというとまだ分からず、昨日脱する兆しがあったという感じです。

スランプに陥った原因については心当たりが無いわけではなく、高藤氏の言う忠告を守れなかったというのがありました。まあ大丈夫だろうという軽い気持ちでしたが、その後の状況からすると、やはり因果関係はあったのだろうと思い反省しています。おかげである程度出始めていた修行の成果が振り出し近くに戻り、2週間という期間中もとに戻らなかったということかと思います。

スランプ期間中、全く熱を発しなかったということではなく、もちろん腹、背中、頭などは熱くなって汗が滴るくらいでした。まったく汗が出ない日などもありましたが、概ね汗が出るほど熱くなりました。しかし、肝心の腹の内側に熱を感じるというところまで行きません。何かジンジンする感じが広がるというのはありましたが熱とは違う感じです。なので、いくら汗をかいたところで終わっても満足感がありません。こんな状態のままではいくら続けても成果は出ないだろうなという思いです。

なので、また腹に精が溜まるの待ち、精力増強のサプリなども服用しながら、とにかく武息を続けていたところ、昨日ようやく腹の内部に以前に似た熱が出てくるのを感じられるようになってきたというところです。しかし、以前のように腹にお湯を注入されるような熱感までには至っておらず、この数日でそこまで熱を高められるかどうかが勝負かなと思います。やはり先達の忠告は信じて守るべきですね。

この2週間、吸気・停気・呼気の時間は、開始15分くらいまで10・20・10で、少し酸欠に慣れてきたら10・25・10にして、調子がよければ10・30・10にするという感じです。一度、10・30・10で30分くらい続けられた日もありました。吸気はいまだに10が限界で、なかなか15が出来ないままです。武息開始10分くらいまでに特に苦しくなる日が多く、10・20・10でも酸欠でのたうち回るくらいの苦しさです。特に呼気5秒くらいから非常に苦しくなることがあり、本当に足をバタバタさせて何とか耐えるという感じです。その苦しさは数回乗り切ると慣れてきます。停気中の嗚咽感はまだありますが、大分慣れてきました。やはり微妙に腹を動かしつつ、というか、あたかも呼吸をしているような感じの動きをほんの少しだけすることで耐えています。それをしないと腹圧が無限に大きくなっていき耐えられなくなる感覚です。

停気中、すっぽりハマって息もさほど苦しくなく、腹の熱も感じやすいと思える状態になることがあります。非常にまれですが、おそらく姿勢、吸気の量、吸気の納め方、意識の掛け方、お尻の締め具合などの微妙な条件が全て合致した時にハマった状態になれるような気がします。なので、武息を繰り返している時は常にその状態を探り、修正を加えながら続けています。とても難しいですが。

さて、まがりなりにも2ヵ月間武息瞑想を続けてきましたが、スランプなどもあって目に見える成果はまだ出ていません。しかし、体に現れた変調について簡単に記します。1つ目は、瞑想後に手の指の第一関節が痛くなること。両手の親指以外全ての指ですが、特に左手の中指と薬指に出ます。瞑想中は手に力を入れている訳では無く、両手を軽く重ねて自然にしているだけです。瞑想終了後は指を曲げるのが少し辛いくらい痛み、最近は日中もむくんだように少し痛みと違和感が残ります。2つ目は腹筋が軽い筋肉痛の時のように張ります。腹式呼吸を毎日1時間続けているので当然かもしれません。しかし筋肉痛だったらもっと早い段階で出るのでは?とも思うのですが。まあ、さほど痛みがあるほどのものでもありません。3つ目は、武息呼吸の最中にうんちをしたくなるようになったということ。腹式呼吸で腸が活性化するのでしょうか。私は朝型で、夜にうんちをすることはほとんどありませんでしたが、武息呼吸をしている最中の夜に、立て続けに便意をもよおすようになりました。

今のところ以上のような変化しかありません...。いつになったら望む成果が現れるやら。