気功剣士

気功を学び始めた剣士の日記です。

オーラ視

突然ですが、オーラ視の話です。とある気功系のYoutubeを見ていたら、オーラを見る方法といった内容の動画がありました。オーラ視については、現在通っている気功教室でも初めの頃に教わりました。その時は部屋を薄暗くしてオーラの光を見るというものでしたが、見えたような、気のせいだったような、という感じでした。で、今回は興味本位でしたが動画の解説を見ながら即実行です。

自分の片手の指を広げて目の前に突き出し、壁を背景とします。解説では背景は白が見やすいとありますが、ちょうど家の壁も白です。夜でしたが部屋は普通に生活する明るさです。解説に沿って実施していきます。先ず、指のあたりをぼんやりと眺めます。はっきりと焦点を定めるというよりは、ぼんやりです。しばらく見続けていると、指の周囲に黄緑色の光が見えてくると言います。また、コツとして目をすぼめて薄目で見ると見えやすいと言います。やってみると、1~2分くらい見続けた後でしょうか。薄目で指の縁を見てみると、縁に沿って結構はっきりした黄緑色の光が見えます。更に見続けていると手全体の縁に沿って光が現れ、さらに手の周囲数センチのところまでボーっとした光が見えます。とても綺麗な光です。

これには驚きました。えー!こんなに簡単に見えるものなのか!?と。綺麗な光に感動し、また別の世界を覗き込んでしまった気分です。その後、別の日にも何度か試しているうちに、薄目にしなくても綺麗な黄緑色の光がはっきりと見えるようになってきました。指の縁を見ていると、初めは縁の部分の空間が蜃気楼のようにわずかに歪んで見えるようになり、その後、光を発します。瞬きや視点を動かすと一旦見えなくなりますが、またすぐに見えるようになります。これは面白い。まだ他の人では試していませんが、人によっては他の色の光も見えるのだろうか、と。で、光が見えている状態でまぶたを閉じると、黄緑色の光が手の形となってまぶたの裏に残ります。

ここでちょっと疑念が湧きました。目を閉じた時にまぶたの裏で見える黄緑色の残像です。白と黒の図形を1~2分凝視して目を閉じると、残像が見えます。図形のコントラストが大きいほど見えやすいのだと思います。今回も背景は白い壁だと見えやすいです。ん?これはオーラではなく単なる残像か? 目を開いたまま網膜の残像が見えて、実像の縁に光として見えているだけかと。で、試しに手元にあった竹の棒とか、ブラスチックのうちわの柄などで見てみると、やはり縁に何等かの光が見えるようです。もうちょっとちゃんと実験してみようかと思い、以下のものを準備しました。

ネットから手のひらの画像をゲットし、1.普通の肌色 2.レタッチソフトで紫色の手に加工 3.同じく黒い手に加工 4.赤青黄緑桃黒など違う色の四角を並べた画像 の4種類の画像を準備し、2L判の写真用紙にカラープリントします。いずれも背景は白です。実験結果は以下の通りでした。1.普通の肌色の画像では、手の縁に黄緑色の光が見えました。実物の手と同じような見え方です。2.紫色の手の画像では、黄緑色ではなく白い光として見えました。背景の白よりも更に白い光として見えます。3.黒い手の画像でも同様に白い光です。4.色々な色の四角の画像でも、色の違いに関わらず白い光が見えました。

以上のことから、今のところ私が見ていたのはオーラではなく網膜の残像ではないかと思います。なぜ全て黄緑色に見えず、白い光が見えるのかは分かりません。無機質の物にも気は宿っているらしく、オーラが見えることもあるのだと思いますが、残念ながら今回の実験からは残像と考えるのが合理的かと思えます。ちなみに、背景を黒にして手をかざしてみた場合でも、背景が白の場合と同様に縁が蜃気楼のような感じに見えはじめ、そのうちに色は分かりませんが背景の黒よりももっと黒い光(?)のようなものが縁に見えはじめます。その状態で目を閉じると、手の平の形が黒く、その周りが黄緑色の残像として確認できます。

はやり、以前気功教室で教わった通り、薄暗くした部屋でオーラが見えるようにならないと、本当に見えたとは言えないのだと思います。