気功剣士

気功を学び始めた剣士の日記です。

高藤流の訓練続けてます

高藤流の瞑想の訓練続けてます。今週末でそろそろ3週間になろうとしています。で、劇的な変化や感覚が生じたかというと、残念ながらまだありません。ま、高藤氏も2か月掛かったということなので、まだまだだろうなと思います。3週間の間に、おっ!っと思える変化の兆しを感じることもありましたが、翌日にはやっぱり感じなくなったりして、進んだと思えば元に戻りといった感じです。

毎日1時間瞑想しています。だいたい夜の11時過ぎくらいから始めます。1時間の瞑想は結構長いです。半座で座っているととにかく脚、特に股関節近くが痛くなるので、左右の脚を逆に組んでみたり、単にあぐらにしてみたりと色々試しましたが、痛みの生じ具合はあまり変わらずでした。始めて50分も過ぎると痛くて集中できなくなります。なので、ここ数日は椅子に座って瞑想しています。これだと苦痛になることもなく、最後まで集中することが出来ています。呼吸の仕方や発熱の効果自体も変わりないと思います。

始める際は目の前にスマホメトロノームとタイマーを準備します。で、タイマーを走らせて瞑想開始です。初めの10分くらいは半文息+吸い切った後の呼吸停止です。その後、断続的な呼吸を伴う武息に切り替えます。ちょっと調べると、断続的な呼吸を伴わず、吸い切った後に一定時間呼吸を停止させるものを武息と呼ぶ場合もあるようです。また、吐き切った後に呼吸停止させる場合もあるようですが、ここでは断続的な腹式呼吸+お尻の締め上げ+吸い切った後の呼吸停止の組み合わせを武息と呼ぶことにします。最近は5秒で吸って、15秒止めて、10秒で吐くというサイクルで行っています。はじめのうちは良いのですが、30分を経過した後くらいからだんだんと酸欠気味になってきて、15秒息を止めるのが精いっぱいになります。半文息+呼吸停止を続けるよりも、武息のほうが酸欠になり易く、熱も発しやすいように思います。

武息もまだ上手にできている訳ではありませんが、少しずつできるようになってきたかと思います。吸うときは1秒ごとにスッ、スッ、スッと吸いますが、最後の2秒でお尻を締め上げます。で、15秒間締め上げを維持して、お尻を緩めて1秒ごとにフッ、フッ、フッと10秒かけて息を吐きます。断続的に息を吸い、吐くのに合わせてお腹を膨らませ、へこませる、というのを行いますが、ここがまだうまくできません。吸う時は下腹がうまく膨らまず、吐くときは腹がうまく連動しない感じです。お尻の締め上げは、思いっきり力を入れると頭に血が上ってボーっとする感じになります。適度な締め上げに留めると、何となく腹に気が留まるようにも感じます。どの程度締め上げるのが正解なのかはイマイチ良く分かっていません。

姿勢は仙骨を立てる要領で背筋を伸ばすほうが、熱を発しやすいように思います。しかし、続けているうちに、いつのまにか仙骨が寝て、背筋が丸まり、感覚的には猫背っぽくなってしまい、気が付いた時に仙骨を立てるように修正しながら続けています。背筋が丸まり気味の姿勢のほうが、下腹を膨らませやすく、楽に腹式呼吸を続けられるからではないかと思います。仙骨を立てて背筋を伸ばすと、下腹が引き締まって膨らませづらい感じがあります。が、やはり熱を発するには仙骨を立てるほうが効果的に感じます。

あと、ちょっと処理に困るのが唾液です。唾液が出るということはリラックスできている証拠のようなので歓迎すべきでしょうが、どのタイミングで飲み込むのかが難しいです。飲み込む時の喉の圧力や空気が抜ける感じが、一連の呼吸の動きの邪魔になります。また、喉の奥でネバ付いた感覚が生じて、タイミングに関わらず生理的に唾液を飲み込みたくなり、やはり呼吸の流れの邪魔となっています。ここはうまく我慢したり、対処法を見つける必要がありそうです。

さて、 3日くらい前から、瞑想を始めてすぐに下腹の表面に熱を感じるようになりました。ただ、昨日はあまり感じなかったので、これも一時的なものかもしれません。下腹の表面に熱を感じ始めると、そこに意識を集中しやすくなります。これが好循環に働き効果倍増となると良いのですが、まだそこまで至りません。しかし、呼吸停止中に腹全体の表面が熱くなり、それが下腹に向かって集まってくというイメージが湧きやすくなってきました。ちょっとだけ前進でしょうか。そのうち、腹の表面ではなく内部に熱を感じるようになると良いのですが。あと、呼吸を停止している間は体内の血の巡りが押さえつけられて止まり、息を吐き始めると開放されて一気に巡り始める感じがあります。熱を発するのはこのタイミングが大きいように思います。血の巡りと表現しましたが、これが体内の気の流れとも解釈できるのでしょうか。

そんな感じで自分の体の中の変化を見つめながら、長い1時間を楽しむようにしています。